未経験者がプログラマーに転職するのに本当に資格は必要ないのか?

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プログラマーになるために資格は必要ないという記事や情報が多いのですが、本当に資格がなくても転職できるのか不安に思う方がいるようなので、それについて書いていきたいと思います。

資格は必要ない理由

まず私自身ですが情報処理の国家資格である基本情報技術者を持っています、これは好きで取ったわけではなく入った情報処理系の専門学校で取得が必須だったものです。

そして最初の就職と2回の転職活動を行い、色々な企業の採用試験や面接を受けてきましたが基本情報技術者が何かプラスになったことは一度もありません。

余談ですがこの基本情報技術者は情報処理系の中でも国家資格で取得難易度が比較的高めになっているものです。その資格でさえ役に立たないので、他のこまごまとした資格も色々取得していましたが、それらもまったく役に立ちませんでした。

ある会社の面接では「この基本情報技術者って何ですか?」とまさかのそんな資格があることさえ知らないって状態でした。本当に何のプラスにもならないです。

では何が転職時に役に立つか?

最も大事なことは「何をしてきたか?何を作ってきた実績があるか?」です。こういうと業界未経験なので経験も実績もないしと思うかもしれません。

しかし仕事で何かを作ろうが個人で何かを作ろうがプログラミングで作るものは同じです。なので個人的に何かを作ればいいだけです。

とはいえ最初に作るようなしょぼい作品で応募するのは逆にスキルの低さをアピールすることになり受かることはできないでしょう。

簡単なものから始めて、ある程度のものを作れるようになっておくことは大事です。難しく感じるかもしれませんが役に立たない資格取得の為の勉強時間と比べても、時間としては同じくらいの時間である程度まではいけると思います。

どう勉強して作ればいいか?

一番良いのは入りたいと思う企業でどの言語が使われているか、どんな開発環境やツールが使われているかを調べて、それを使えるようになっておくことです。

例えば私の会社のweb部隊で主に使われている言語はPHP、採用しているフレームワークはLaravel、ソースコードの管理がGitで行っています。

IDEはPHPStormを使っていますが、これは有料なので個人で使うのが難しければEclipseあたりを使えれば十分対応可能でしょう。

ここまでの情報を調べるのは難しいかもしれませんが、募集要項に割と詳しく書いてくれているところもあるのでチェックしてみるといいです。

どの企業に入ればいいか?

その企業が求めるスキルを調べて、それを勉強しておくことが近道だと書いてきましたが、ではどんな企業を選んだらいいのか?ということも気になると思います。

これは自分が何系のことをやりたいと思えるか、やっていて楽しいと思えるかを基準にして選ぶと良いと思います。

逆に良いなと思う企業がweb系のエンジニアの募集しかしていなく、web系はやっていてもあまり楽しいと思えないなら見送った方がいいかもしれません。

それよりもアプリを作るのが楽しいと感じるのであればアプリ系のエンジニア募集をしている企業から選んでみるというわけです。

実務経験何年以上は目安

募集要項の中によくある実務経験2年以上とか3年以上とかいう部分ですが、これを目にして諦めてしまう未経験者の方も多いと思います。

しかしこれはそれ同等のスキルや実力を持っているということと読みかえてもOKです。そもそも本当にその年数仕事してきたか完璧に判定することなんてできないですからね。

そしてさらにいえば3年働いても大したスキルを持っていないプログラマーなんてたくさんいます。私も最初の3年で何か飛びぬけたものを習得していたかといういうと…していないですね。

実務経験はありませんがこのような言語・開発環境でこういうものを作りましたというポートフォリオのアピールがかなり有効になると思います。

まとめ

役に立たない資格の取得に時間を使うくらいなら、その時間で何か作ろうというお話でした。

転職時のアピールで資格がほとんど何の役にも立たないというのは本当です。

そんなこと言われても何も作れないし、という場合にはまずは入門書を一冊やってみましょう。それでどうしても無理と思うならおそらくその言語や分野は合っていないです。

仕事についても何から何まで教えてくれるなんてことはなく全部自分で調べて解決しなきゃいけないので、そこが最初の一歩の時点で出来ないとなると厳しいです。

まずは一歩踏み出して自分に合うか、やっていけるかを判定することは重要です。