最初の選択を間違えて、こんなはずじゃなかったと後悔しながら働いている人も多いのでIT業界の職種について事前に調べておくことは大事です。
今、未経験から目指すならおすすめの5選
IT業界を目指すということは、まだ経験はない場合がほとんどだと思います。なので今、未経験から目指すならおすすめの5選を始めに紹介いたします。
- マークアップエンジニア
- フロントエンドエンジニア
- webエンジニア
- webデザイナー
- アプリエンジニア
順に説明していきます。
1.マークアップエンジニア
webサイトを作成する職種です。HTMLとCSS、JavaScriptを利用して出来上がったデザインから実際のwebサイトに組み上げていきます。
他の職種と比べ、プログラミングの知識をほとんど必要としません。なので難易度としては一番低く、webサイトが特別嫌いではないのなら、最初に目指すにはうってつけかもしれません。
ただしマークアップエンジニアを正社員として募集しているところはあまり見ない印象です。
やはり一番難易度が低いのでこれだけしかできない人を正社員で雇おうというところは少ない傾向にあるのかと思います。
2.フロントエンドエンジニア
マークアップエンジニアから一歩進んで、JavaScriptやjQueryを一層深く、かつPHPなども利用するのがフロントエンドエンジニアになります。
最近ではJavaScriptのフレームワークとしてVue.jsやReact、Angularとありますが、このあたりを使えるエンジニアということになってきますかね。
プログラミングの知識も必要となってきますので、少し難易度が上がってきます。
ただマークアップエンジニアと同様フロントエンドエンジニアを正社員募集しているところも少なめな印象です(地域や時期によっては違うかもしれません)
3.webエンジニア
PHPやRubyを利用してWebサービスを作成していきます。わかりやすい例で言えばツイッターやfacebookなんかもwebサービスになります。
クックパッドや食べログなどもwebサービスですね、ああいった機能を持つwebサービスを作成するのがwebエンジニアになります。
webエンジニアではプログラミングだけではなく、サーバクライアントの仕組みやサーバーのセットアップ。サイト公開後の安定運用など多角的な技術が必要になることが多いです。
担当のことだけやるというプログラマー気質よりは、一連をこなせるマルチな能力が必要になってきますが、それだけに募集も一気に増えてきます。
4.webデザイナー
読んでそのまま、webサイトをデザインするwebデザイナーですね。デザイナーと言っても服のデザイナーやイラストのデザインなど絵が描ける必要はありません。
どんな情報をwebサイトに載せるのか、何をどこにどう配置すればユーザーにとって見やすいか?どちらかといえば感覚的なデザインより、論理的な構築が必要になってきます。
IT業界に入るにはプログラミングを学ぶべきという情報が多いと思いますが、使いやすさをデザインすることに興味がある人はデザイナーの方が向いている可能性もあります。
優秀なwebデザイナーはエンジニア並みに不足しています。仕事も多いお金も稼げますので、こちら方面に興味がある方はこちらのスキルを磨いてみてもいいと思います。
5.アプリエンジニア
いわゆるソシャゲやツール系のアプリなど、iOSやAndroidで利用するアプリを開発するエンジニアになります。
iOSではswift、Androidではjava、kotolinといった言語の習得が必要になるのですが、オブジェクト指向の理解が必要になるため難易度はかなり上がります。
どうしてもアプリを作りたいという方のためにおすすめの最後には入れましたが、何となくアプリがいいかな程度の感じであれば最初はweb系をおすすめします。
とはいえアプリエンジニアも不足傾向なのでどうしてもやりたいという熱があるのであればここを目指すもいいと思います。
縁の下の力持ち系、バックヤード関連
未経験からおすすめできるのは上記の5種ですが、それ以外の職種もご紹介していきます。まずはバックヤード系。
- サーバーエンジニア
- データベースエンジニア
- ネットワークエンジニア
サーバーやデータベースの面倒を見たり、ネットワーク関連の設定を行ったりとバックヤードを管理する裏方系の職種です。
もしそっち系のことが好きで仕方ないという特殊な趣味をお持ちの方以外は、はじめからここを目指すというかたは少ないのかなという印象です。
もちろん昔からパソコンが好きで、自分で開発したマシンを自宅で公開サーバーとして遊んでいたというような方でれば適職だと思います。
まったくの未経験の方がいきなりここを目指すのは最初の選択を間違うことになることになると思いますのでご注意ください。
基本の職種のお話
そもそもIT業界には大きく分けて二つの職種があるかと思います。
- システムエンジニア
- プログラマー
システムエンジニアの方が上位職種で、クライアントからのヒヤリングをMTG等を行い把握し、機能設計など大枠を作成します。
プログラマーは決められた仕様通りに開発言語を利用してコーディングを行うという形です。
初心者がプログラマーを目指してそのキャリアをスタートするのはそれはもちろん正しいルートなのですが、いつまでたっても人に言われたものを作るだけの人生を10年も20年も続けていると後々公開することになりかねません。
使う人がいてこそのシステム、顧客との折衝などより上位の工程もこなせるようにスキルアップする意識を持つことが大事だと思います。
最近話題のビッグデータ分析
最近のはやりといえばAIやビッグデータの分析ですよね。それらを行う職種として代表的なのはデータサイエンティストなどの職種になります。
こちら確かにデータを分析して有効な結果に結び付けられることも事実なのですが、一般企業レベルでデータを分析したところでうまく活用できているところは少ないのが実情だと思います。
仕事として行う以上、利益は絶対に必要です。ただ分析するだけじゃなく、それをどう売り上げに結び付けていくかという視点を持てる方はこちらを目指してもいいとは思います。
ただデータを扱うのが好きだなだけ、分析が好きなだけでビジネス視点がないと成果が出せず難しい職種になってきますので、やはり最初の選択としては難しい選択なのではないかと思います。
まとめ
このブログでは何度も同じことを書いているのですが、IT業界まったくの初心者で何か作りたいものにこだわりがあるわけではないのであれば入りやすいweb系がおすすめです。
web系がおすすめな理由は自分でもサイトを作成して副業的なことがこなせることになるという点なんですよね。
その会社のその業務でしか生かせないスキルをどれだけ磨いたところで会社がつぶれるかクビになればと思うと恐怖じゃありませんか?
一方でweb系は個人運営のサイトで100万以上の収益を得ているなんて人はざらです。ぜひ仕事もしつつ、自分の力でも頑張ってみてくださいね。