プログラミングスクールは履歴書の学歴に書ける?転職時に有利?

resume プログラミング
プログラミングスクールに通ったら履歴書の学歴に書いてもいいのかな?そうすると転職時に有利になるんだろうか…
このようなお悩みを持つ方向けの記事です。

プログラミングスクールは学歴や職歴に含まない

まず大前提として、学歴に書けるものは

  • 小学校
  • 中学校
  • 高校
  • 専門学校or大学

となります。

その為プログラミングスクールは学歴に書いてしまわないように注意しましょう。

プログラミングスクールを書く場所

主に右側半分にある資格や特技などの部分に、特記事項やアピールポイントなど自由記述が可能な場所があればそちらへ記入しましょう。

もしスクールで資格を取ったのであれば資格の記入に合わせてカッコ書きで追加してもいいかもしれませんね。

スクールは転職に有利になるか?

school
上記の通り、履歴書では一つのアピールポイントとして書ける程度のものになってしまうかと思います。

スクールに通っていたことよりは、これまでに何を作ってきたかのアピールの方が重要です。

いわゆるポートフォリオ(作品集)というものですが、Webデザイナーやエンジニアであれば自分で作成したWebサイトがあるのが一番良いと思います。

入社時に試験がある場合もあります

それまでに何をやってきたかをアピールしたところで、入社時の実技試験がある場合にはその試験をクリアする必要があります。

難しい課題を出される、というよりは簡単な課題を出してどのような成果物を作成してくるかという点が見られます。

ただ動けばいい、というような中身を見てみるとぐちゃぐちゃな書き方がされているような成果物では採用試験をクリアするのは難しいでしょう。

見やすさと保守性

コードを書く際には後から見て見やすい、後からの機能追加などの対応がしやすいコードを書くことを心がけることが重要です。

また、古いサイトや本を参考に、現在は推奨されていないコードの書き方をしていないか注意することも必要です。

比較的新しい年度の本やサイトを参考にして、書き方が古いところなどがないかを普段からチェックしておくと良いです。

例えばJavaScriptでは昔は変数宣言は「var」で行われていましたが、今は「const」か「let」で宣言することが推奨されています。

スクールに通っただけでは転職は難しい

上記のことからも、ただプログラミングスクールに通っただけでは転職を成功させることは難しいです。

そもそも入社時に実技試験があると自分である程度完成度の高いコードが書けるようになっている必要があります。

書類選考時には自分のポートフォリオ(作品集)がアピールできるようになっている方が良いでしょう。

ただスクールに通うだけではなく、転職を成功させるにはこの二点を意識しつつ学ぶようにすると効率的です。

成果物を作成するカリキュラム

まずは自分の作品の一つとしてアピールができるものを作れるように、プログラミングスクールを選ぶ際には成果物の作成をゴールにしているカリキュラムであるかをチェックしましょう。

ただ基本の書き方を学んで終わり、のような講座では実際のサイトを作るには自分一人で頑張らなくてはいけません。

最終的に何か一つのサイトを作ってみる、最低でもこれぐらいのことをゴールにしているカリキュラムを受講するようにしましょう。

Webデザイナーとエンジニアのスクールについては別途記事でご紹介予定です。どれも成果物の作成をゴールとしていますので参考にしてみてください。

新しい技術はアピールになります

begin
せっかく作品を制作するのであれば、比較的新しい技術を採用するようにすると採用時のアピールになります。

適材適所なので何でも新しいものにすればいいわけではありませんが、Web業界であれば比較的新しいもの好きの意欲高い系が好まれます。

すでに業務を行っているデザイナーやエンジニアの中には日々の業務に追われ、新しい技術を実務レベルで応用してみることまでは出来ていない場合も多いです。

そこで新入社員のあなたが新しい技術の応用ができる部分をアピールできれば採用の可能性も高くなるでしょう。

具体例は?

新しい技術って一体なんだよ

という話ですが、デザインであればcssをsassで書いてみたり、エンジニアであれば最新のフレームワークを採用してみるとかですね。

そこまで革新的ではなくても大丈夫です。現場では意外と安定の枯れた技術を使っていることも多いので。

ポイントとしては企業が求める人材に親和性の高い技術を採用することです。

募集がPHPのエンジニアなのに、Pythonによる人工知能の学習をアピールしてもあまり刺さらない可能性がありますので。(ただし色々な分野を広く浅く知っていることはweb業界においては割と重要です)

テスト技術はおすすめかも?

webを制作するにあたり、色々なテストツールがあるのですが、正直開発現場ではテストケースの作成までは手が回らない場合も多いです。

社内で制作しているwebサービスのテストも作成できる人物、ということであれば採用しても大丈夫かなという安心感が採用側に生まれる可能性があります。

それで入ってもテストだけやらされるということはまずないと思いますし、テストしながら既存サービスの技術理解も可能ですので損はないと思います。

かくいう私も「Selenium」というツールを利用して簡単なテストをしたくらいしか経験が無く、テストのことまでしっかり気が回っているエンジニアという点は良いアピールになりそうな気がします。

何を作成すればいいか?

採用の際に有利になるように、何かポートフォリオ(作品集)を作成した方が良いと書きました。

実際にある程度の人気のサイトを作成していた作者が、そのサイトをアピールに企業に就職するという事例は多々あります。

私が働いている会社でも地域に密着した情報を提供する際との運営者が、社内の地域系のwebサイトを扱う部署へ就職しています。

デザイナー

デザイナーであれば今はインタラクティブデザイン、そしてスマホなどのモバイルに対応したレスポンシブデザインをメインに扱うと良いでしょう。

最新のトレンドを取り入れたオシャレなサイトを参考に、自分で作品を作ってみることをおすすめします。

現場ではコーディングもできるデザイナーがほとんどなので、デザインだけじゃなくコーディングもできる方が良いです。

エンジニア

エンジニアであれば何か自分が使ってみたいと思うサービスを作るのが良いですね。

私が今の会社に就職した際には以下の様なwebサービスを実際に公開して運用していました。

  • ブログランキングサイト
  • ファッションコーディネートの紹介に特化した投稿サイト
  • 各ショッピングサイトを横断した商品価格比較サイト

このように普段自分がインターネットを利用していて、こんなサービスあったら便利かなぁくらいのものを色々作ってみるくらいでOKです。

未経験からの転職

IT業界へ未経験からの転職であればWebデザイナー(コーダー含む)・Webエンジニアをおすすめしています。

以下の記事で詳しく書いていますのでそちらも参考にしてみてください。

way

【結論】未経験の初心者がIT業界に転職する方法は3つ【最短】

2019年7月6日