VBAの経験くらいしかないのですが、JavaやPythonなどの職業訓練に通ってIT業界へ転職できるでしょうか?やはり30代だと厳しいでしょうか?
この疑問に答えてみたいと思います。
Javaは全くの未経験者にはハードルが高い可能性がある
まずJavaという言語は確かに求人数が多くおすすめのように思えるかもしれません。しかし初心者にとって一番とっつきやすい言語かと言われるとそうは思いません。
むしろ型宣言の厳しさやオブジェクト指向の理解などおそらく未経験の初心者が始めればほぼほぼの人は挫折するレベルです。
またJavaを覚えて就ける仕事、職種には未経験者を受け入れてくれるような受け入れ態勢のある職場は少ないように思います。
求人件数は多いかもしれないけども、習得難易度も高く、募集も即戦力のみの傾向が強い言語がJavaになっているかと思います。
裏を返すと始めからプログラマーを目指している情報処理の専門学生などは始めにしっかりJavaやCを学ぶと良いという考えた方もあります。
が、やはり全く何もやってこなかった未経験者がいきなり始めるにはおすすめできません。
初心者におすすめのプログラミング言語は?
個人的には圧倒的にPHPがおすすめです。PHPは主にwebアプリケーションを作成するための言語です。
メジャーどころとしてFacebookやWikipedia、YahooなんかもPHPを採用して作れらている、あるいは作られていた時代があります。
理由としては習得のしやすさです、プログラミング言語の中ではおそらく一番易しい部類だと思います(といっても簡単という意味ではありません)
それ故にPHPしかできない技術者は揶揄されることもなくはないのですが、そんなの仕事に就けるかどうかの瀬戸際で気にしてられないですよね。
PHPは作れるものがイメージしやすい
誰もが利用しているであろうwebサイト周りのものを作るわけですから、作れるものがイメージしやすいというのがPHPのメリットでもあります。
一方でJavaを利用してDVDプレイヤーの組み込み系の開発を行う、っていうのってイメージしづらい上に自分で実機で勉強しづらいですよね。
未経験から入ろうと思うなら、自分でガンガン成果物を作成して未経験部分を補う気合が必要です。そんな中、成果物のイメージがつきづらい、または作りづらい環境のものを選ぶのは危険です。
PHPでwebアプリを作るならしょぼいパソコンでも1台あれば十分です。macもハイスペックなPCを新調する必要もありません。
web嫌いにはおすすめできない
利点やメリットばかり述べてきましたが、PHPにもデメリットはあります。それはweb系に興味が持てていない場合は作るのが楽しくないかもしれないということです。
この時代にwebサイトを利用していない人なんかいないと思うのですが、もし全くwebに興味を持てないという場合にはやっていても楽しくないでしょう。
長く続ける、あるいは上達する為にはその分野が好きか興味がある、あるいは得意であることのいずれかが必須となります。
勉強し続ける必要があるので興味もなければ得意でもないとなるとかなり厳しい状況に置かれることになるでしょう。
判断するには試してみよう
まずはPHPで何かを作ってwebで公開してみるという経験を積むことで実際にその流れを経験することをおすすめします。
最初はブログを公開するとかでもいいです。というかSNSを使っているようだったらもう既にwebで何かをすることには興味が持てている状態です。
その場合は迷わずweb系を目指しておけばOKです。
始めの一歩としては評価が高くて割と新しめ(3年以内)くらいの入門書を一冊勉強してみると良いでしょう。ドットインストールやprogateで無料で入り口だけやってみてもいいですが、あのくらいで終えるのは全く足りてないのでご注意を。
まとめ
未経験からIT業界を目指すならPHPを学んでガンガン成果物を作成して未経験部分を補おうというお話でした。
正直未経験のままでIT業界に入ってから勉強しようという姿勢は厳しいので個人で作成もしやすい言語でガンガン作っていくという姿勢は必須になります。
そこまで難しいことではないのでとりあえず一度挑戦してみるのがおすすめです。