プログラミングの基本を検索する方が多いようなので、どの言語でも通用しそうな基本的な部分を解説させていただこうかと思います。
はじめに
元も子もない話ですが、漠然とプログラミングの基礎を学ぶのではなく、作りたいものを決めて、その言語について学習を始めるのが良いと思います。
そのあたりは以下の記事でも書いているので参考にしてみてくださいね。
プログラミングの基本
そちらを踏まえた上で、それでもやっぱりプログラミングの基本的なことも知っておきたいという方の為に解説していきますね。
1.変数について知る
どんな言語でも共通して理解しておくことの一つ目として変数という考え方があります。簡単にいうとデータをしまっておく箱といった感じです。
PHPの例で書くとこんな感じ。
$price = 1000; $tax = 1.08; $amount = $price * $tax;
1000円の商品の税込み合計額を算出する例になります。$price・$tax・$amountが変数の部分です。
プログラム上でユーザーが入力したデータや、データベースに登録されたデータなどを扱う際にはほぼ必ずこの変数に格納してから使うことになります。
データを扱うにはまず変数を理解しておくと良いでしょう。
変数の型
上記はPHPの簡単な例なので変数の型を指定していないのですが、他の言語では変数を定義するさいに型も変換しなければいけません。
数字型ならint、文字列型ならstring、他にも色々な型がありますが、格納するデータに合わせて適切な型宣言を行う必要があります。
変数名の付け方
チームで開発を行う場合など、個人個人が好き勝手に変数名を付けていると統一性が無くなってしまいます。
上記のpriceのように一単語で済むものであればそんなことも少ないかもしれませんが、例えばproduct priceみたいな感じで二語になった時に差が出てきます。
$product_priceとしてアンダーバーでつなぐのがスネークケース、$productPriceとして二単語目の頭文字を大文字にしてつなぐのがキャメルケースです。
このあたりは以下の記事でも詳しく書いています。
最初は完璧にできる必要はありませんので、とにかく変数の扱いに慣れるまで好きなように使ってみてOKです。
2.if文について知る
プログラム上で最もよく使われる構文ではないかと思います。早速ですがPHPでの以下の例を見てみましょう。
if ($price >= 10000) { $shipping_cost = 0; } else { $shipping_cost = 500; }
商品の価格が10000円以上なら送料を無料に、それ以外なら送料を500円に設定するサンプルです。
if文はそのものずばり「もし〇〇だったらこの処理、それ以外ならこの処理」といった分岐に利用します。
if ($price >= 10000) { $shipping_cost = 0; } elseif ($price >= 5000) { $shipping_cost = 250; } else { $shipping_cost = 500; }
こんな感じでif文を重ねることもできますが、複数の分岐の場合にはswitch構文を使うことが多いと思います。
プログラムを組むうえではif文を用いた処理の条件分岐は必須なので理解しておきましょう。
3.繰り返し処理
if文に続いて重要な処理としては繰り返し処理があります。ここはifのようにどの言語でも一律ではなく色々違ったりするので、使おうとしてしている言語の繰り返し処理の構文を調べてみてください。
PHPの簡単な例で行くと以下のような感じ。
for ($i = 1; $i <= 10; $i++) { echo $i; }
完全なテスト用のコードで実践で何の役にも立たないコードですが1から10までを表示するサンプルです。
このように繰り返し処理を行うのもプログラムの得意とするところです。
まとめ
ひとまず最初の基本として覚えておくと良い3つについて紹介させていただきました。
次のステップとして変数→配列、繰り返し→配列を用いた繰り返しを覚えるとより実践に近づきます。
そちらも今後記事にできればと思いますので、今後ともよろしくお願い致します。