最近ではweb・オンライン上でプログラミングの学習ができるサイトも多く、プログラミングを学習するのに良い環境が整っています。
非常に良いことだと思いますが、はweb・オンライン上でプログラミングの学習をする際にはいくつか注意するべきことがあると思っています。
実務レベルの習得とまではいかない
一つ目はいくらオンライン上で学習を重ねても、それだけで実務レベルの習得にはいたりづらいという点です。
決められた課題があり、それに従って問題を解くようなスタイルはもちろん学習には向いていますが、実務では全く違う問題にぶち当たります。
なのでオンライン学習は入り口に利用して、ずっとそれだけやり続けるというような事態は避けるように注意するべきだと思います。
賢い利用方法としては、本当に自分にプログラミングなんて理解できるのか不安な時に、入り口用として利用するくらいの方法がちょうどいいと思います。
どうすれば実務レベルの知識が得られるか?
じゃあどうすれば実務レベルの知識が得られるか?ということですがこれはすごく簡単で以下の通りです。
これだけです。
例えばあなたがツイッターのユーザーだとします。それであればツイッターのようなサイトを作ってみてください。
いきなり完璧にあれだけの機能全てを実装しようと思わなくてOKです。ただツイートできるだけでもいいでしょう。
そしてそれが作ることができればひとまず最低ラインはクリアできているということになります。
ブラウザ上で完結してしまう
もう一つオンライン学習で注意するべき点ですが、多くはブラウザ上でコードを書いたらブラウザ上で実行されて表示されるような新設設計になっています。
本来は自分のパソコンに開発環境を整えてそこで実行して表示を確認するものなのですが、実は開発環境を整えるというのは初心者がつまづきやすい点でもあります。
なのでそこを省いて学習を始められるオンライン学習にも利点はあるのですが、将来的に就職を目指しているような場合は自分のパソコンで開発環境を整えるスキルは必須になります。
そんなに難しいことでもないので、そちらはそちらで実践してみることをおすすめします。
プログラミング用のパソコンを買わなければいけないか?
自分のパソコンに開発環境を整えるというと、何かスペックの良いパソコンを買わなければいけないような気になるかもしれません。
しかしもし今ご自身がパソコンを持っているのであればそれで十分です。windowsだろうがmacだろうがどっちでも構いません。どっちでもできます。
買わなきゃできないか悩む時間があるのなら、今あるものでやってみるのが一番早いです。
webのプログラミング程度で必要なパソコンのスペックなんて正直ブラウザでサイトが見れれば十分な程度です。
オンライン学習のメリット
上記の注意点もありますが、それを理解した上で賢く利用するのであればもちろんオンライン学習にもたくさんメリットはあります。
一つ目は無料なこと、学習書は2000~3000円と本としては高めな部類に入りますので、何冊も買うのはしんどいと思います。
しかも頑張って買ったのに自分には合わずに無駄になったということになると辛いですよね。
なのでまずはそのプログラミング言語の学習が自分にやっていけそうかを無料のオンライン学習で試してみるというのは賢い手だと思います。
色々な言語や手法を試せる
web系のプログラミング言語でPHPやRuby、そもそものWebサイト構築としてHTMLやCSS、JavaScriptなど色々なものの入り口を学ぶことができます。
web業界では広く浅く知っておいて、何かを作る際にアレが使えないかなとという発想が大事になることも多いので役にたちます。
特にプログラミングを目指すとデザイン回りは手が付けづらいところだと思いますが、Bootstrapを利用すればそのあたりは最低限クリアできるようになります。
最初の入り口として広く浅くオンライン学習を利用するのはやはり良いと思います。もちろん有料でもっと深く学ぶようなプランも存在していますので、気に入った方はそちらに進んでもいいと思います。
どこまで学習し続ければいいのか?
プログラミングの学習は何か明確な終わりがなく、どこまで学習したら終わりにしたらいいか迷うことも多いと思います。
極論、作ろうとするサイトが作れればそれでいいので、目標としては何かwebサービスを作ることになると思います。
なのでwebサービスを作る為の基本を押さえれば、さっさと実際のサイト作成に進んでしまってOKです。
webサービスを作る為の基本とは?
以下の二つが大事かなと思います。
- フォームの理解
- データベースとSQLの理解
フォームの理解
フォームとはいわゆる入力フォームのことです。ユーザー登録の際にメールアドレスを入力したり、プロフィール画像を選択して送信したりあのへんのものをフォームと言います。
ほとんどwebサービスはユーザーが何か入力を行う、ファイルを選択してアップするといったインプットがあり、それらを色々な形で表示するアウトプットがあるという形になっています。
何度も例に出しますが、ツイッターではユーザーがつぶやくというインプット、そのつぶやきがタイムラインに表示されるというアウトプットですよね。
これを理解するには基本を学んだ後に掲示板サイトでも試しに作ってみるのが入り口としては良いかなと思います。
データベースとSQLの理解
次に大事なのがデータベースとSQLの理解になります。ここらへんから難易度が少し上がってきてしまうかと思いますが、そんなに難解なことでもないので頑張ってみて欲しいと思います。
先ほどフォームでユーザーによる入力などのインプットがあると書きました。データベースはそのインプットを保存しておくデータのことです。
みなさんがご自身のPCにメモ帳やワードやエクセルなどで入力したファイルを保存するかと思いますが、それと同じでユーザーが入力したデータをサーバーに保存する仕組みといった感じです。
難しいのはデータベースは最初は空っぽの箱なので、どう仕切るかは自分で決めなくてはならないという点です。参考程度に以下の記事も見てみてください。
次にSQLというのはそのデータベースから特定のデータを持ってきたり、データを更新したり削除したりといった操作を行うためのものです。
基本4つの動作があるのですが、これも以下の記事でまとめていますのでそちらを参考にして頂くのが早いかと思います。
ここまでの基本を理解できればあとは実際にサイトを作りながら足りない部分を補っていく方法で大丈夫です。
webの楽しいところは作ってすぐにブラウザで動かして見れるところなので、ぜひそこまで進んでみて下さい。
まとめ
オンライン学習は入り口として利用するには最適ですが、そこが目標になってしまわないように、作りたいサイトを決めてそれを作ることを目標にしていきましょう。
世に出ているサイトと同じものが作れるのなら、あなたも実務レベルに到達しているということです。
もちろんただ動けばいいというだけではなく、他にもいろいろありますが未経験からの就職を目指すところでは十分なアピールとなるでしょう。
ぜひ目的を果たすためにプログラミングを楽しんでください。