最初にいきなり結論を書いてしまいますが、JavaScriptだけを学ぶスクールというのはないので、あなたがHTMLコーディングを主に行うマークアップエンジニアを目指しているか、がっつりコードも書くwebエンジニアを目指しているかで選ぶスクールが変わります。
マークアップエンジニア(デザイナー)よりの方は以下の記事を参考にスクールを選んでみてください。
webエンジニアを目指す方はこちらのスクール選びを参考にして頂ければと思います。
それではなぜこのような結論になるのか、順に解説を行っていきたいと思います。
JavaScriptだけを学べるスクールはありません
JavaScriptだけを学べるスクールはほぼ皆無と考えて間違いありません。どちらかといえばJavaScriptはWebサイトを作る際の補助的な役割であることが多いからです。
Webサイトを作るという目的があって、その為に何か実現したいことの手段としてJavaScriptが存在している形ですね。
おそらくJavaScriptの勉強をしているあなたもWebサイトを作成することが目的となっているかと思います。
あとは大きく分けてどのようなWebサイトを作る為にJavaScriptを習得しようとしているかで学ぶべき方向性が変わるかと思います。
大きく分けて二つの方向性を決めるところから
JavaScriptを学ぶには以下の二つの方向性があるかと思います。
- マークアップエンジニアとしてのJavaScript
- webエンジニアとしてのJavaScript
このどちらを目指すかによってやることが変わってくるかと思います。
マークアップエンジニアの為のJavaScript
HTMLコーディングを行うマークアップエンジニアであればイチからJavaScriptで何かがっつりコーディングを行うということは少ないかと思います。
例えばスライダーやアコーディオンなどを実装する際に、JavaScriptやjQueryなどのライブラリを利用し、設定をいじって利用するくらいの利用の仕方が多いです。
なので一応基本を学んだらあとは利用しようとするライブラリになれることができればがっつりコードを書くまでの知識は必要ないといった感じです。
それに適したスクール
これまた面倒な話ですが、マークアップエンジニアのみを目指すスクールというのもほぼ存在していません。
どちらかといえばwebデザイナーとしてイチからサイトを作ってみるというスクールが多いです。
なぜかというと現場でも多いのですが、マークアップは自分で出来るデザイナーがほとんどです。なのでマークアップだけできるエンジニアの正社員としての需要は少ないです。
なのでwebデザイナーとして一連の流れはこなせるようになることを目指すスクールが多いといったところでしょう。
とはいえそのスクールでも一からデザインできるようになることを目指すというよりは、ある程度決まったものを実際に組んで作ってみるということがほとんどだと思います。
その際にJavaScriptの学習もあるので総合的に学ぶという感じですね。そういったスクールに関しては、繰り返しになりますが以下の記事を参考にしてみてください。
webエンジニアの為のJavaScript
webエンジニアを目指している場合、JavaScriptのコードを書いてHTMLの各要素を操作することが多くなります。
例えば郵便番号を入力してボタンを押すと、ある程度の住所が入力欄に自動入力されるなどフォーム回りの操作は最も多い部類かと思います。
正直このあたりを重点的に学ぶスクールというのは存在しないと思います。なので自分でイチから勉強する必要がありますね。
webエンジニアとして総合的にJavaScriptも含めて学ぶという場合には以下の記事を参考にしてください。
独学する場合
JavaScript部分だけ学べればいいんだ!という方はもちろん独学でも習得可能です。
最初は何が出来るかを全体的に広く浅く理解するのが良いでしょう。その為評価の高そうなリファレンス本を一冊買って一通り試してみるといいです。
途中で面倒になるので書かずに読むだけで終わることも多いと思います(笑)
その後は実例を実際に作ってみるのが手っ取り早いでしょう。例えば先ほどの住所の自動入力もそうですが、普段使っているwebサービスなどでJavaScriptを使っていそうな動きの部分を真似たらOKです。
現場でのJavaScript
実際にJavaScriptで何ができたら就職できるレベルなのかって判断が難しいんですよね。
個人的には以下の2点を基礎的に理解できていれば大抵のことは実現可能かと思います。
- 何を操作できるかの把握
- どんな時に実行できるかの把握
何を操作できるかですが、HTMLの要素はほぼほぼ操作できるので全てのタグに対して何かしらの処理が可能ということが感覚的に理解できていれば大丈夫です。
あとはどんな時に実行できるか?ということですが、例えば「このボタンが押された時に、この動作を行う」などです。
ボタンが押された、というのはわかりやすい例ですが、ページが表示されたときや閉じられようとした時など色んなタイミングで処理を実行することも可能です。
探す能力こそが最強かもしれない説
JavaScriptで実現したいことがある時、イチからコードを書くのも勉強にはなりますが、実はすでにそれに近いライブラリ等が公開されていることが多いです。
大抵は英語のドキュメントなので、それを本当に使いたい形にカスタムするのに骨が折れるのですが、イチから作るよりは楽だったりします。
結局のところJavaScriptはやりたいことを実現する為の手段でしかないので、基礎さえ学んでしまえばあとはやりたいことに合わせて実践するだけなんですよね。
JavaScriptの基礎学習の方法
これは先ほども書きましたが、リファレンス本でもある程度代用できると思います。それでも足りない、理解できないという場合は入門書で評価の高い書籍を実践してみるのも良いでしょう。
こういった言語系の学習で一番大事なことですが、書いて動かしてみないとほぼ理解できないです。ところが逆にいきなり完成品レベルに近いモノを動かしてみようとするとよくわからずに挫折すると思います。
なので基礎編の学習としては簡単なモノから動かしていって理解するということをお勧めいたします。
入門書であれば簡単なモノから動かしてみるという構成になっているものがほとんどかと思いますので、そこは問題ないはずです。
まとめ
話が別方向に広がってしまいましたが、JavaScriptを学ぶスクールとしては以下の二つの方向性があるというお話でした。
もし上記の独学方法でやっぱりどうしても理解できないという場合には、人に教えてもらうという手段も有効化と思いますのでお試しください。
マークアップエンジニアを目指す方。
webエンジニアを目指す方。