プログラマーになると労働環境が過酷すぎて精神的に病んでしまう、だからやめておいた方がいいのではないか?という疑問についてです。
プログラマーの労働環境は過酷か?
もちろん過酷な環境もあるし、ホワイトな環境もあります。最近は働き方改革によってホワイトにしていこうという風潮も強いと思います。
プログラマーの労働環境が過酷になるかどうかはひとえに「納期」=デッドラインにかかっています。
例えば今が11月で、12月末までに一つのプロジェクトを開発完了させなければいけない。しかもそのプロジェクトは小規模ではなくなかなかの規模があるなんて場合には過酷にならざるを得ません。
よくゲームなんかで発売日が延期することがありますが、あれも発売日に間に合わせるために相当な苦労をしてそうですよね。
受託が過酷になりがちな経緯
よく言われるのは自社開発よりも受託開発を行っている企業は労働環境が過酷でブラックになりやすいということです。
これも納期に関わっていて、他社に対していつまでに何を作るという契約をしてしまっているので、もしその日に間に合わないとなれば納期までの間は地獄の労働になるわけです。
いわゆるデスマーチというやつですよね。ただ受託の全てがそういうわけでもないとは思うのですが、受ける案件によるので同じ会社でも一部のプロジェクトはデスマーチ化するなんてことはありがちです。
なのでもし未経験から始める場合で、求人を選んでいる場合ではないという時は、受託の企業を候補から外してしまうのは対象が少なくなりすぎてしまうので含めてもいいと思います。
自社開発がホワイトで好まれる理由
これも納期でして、ようは自社の都合で納期は割と自由に変えられるからですね。
例えばリリース予定が3月で、でも2月くらいにもっとこうするべきだという重大な仕様変更が発生してしまった場合、通常ならそれでもそれを3月までにやらなければいけないということになりますが、自社であればリリース日を5月にずらすといったことも可能です。
プログラマーとして転職する場合にも自社開発の企業が人気はあるかと思います。しかし自社開発の求人件数はおそらく少なめです。
さらに全くの未経験の素人よりは、趣味で色々作ってプライベートでもいくつかサービスを公開していたりするような意識高い系が好まれる傾向にあります。
精神的なお話
労働環境が過酷かどうか、残業が多い、徹夜もあるというのも確かに大変です。私も20代のころにそれぞれ経験しましたがしんどいですよね。
もしそういう直接的な残業や徹夜がどうしても合わずにやっていけないということであればプログラマーは確かに不向きということになるかもしれません。
例えホワイトな企業に入ったとして、新しい技術の勉強などは結局プライベートな時間を利用してやるしかないからです。
時間を奪われるのがどうしてもいやということであれば時給で働くか、残業のない他の職種を目指すのが良いかもしれませんね。
人間関係は残念ながらどこにでもあります
仮に自社開発で定時に帰れるホワイトな企業に入ったとて、面倒な人間関係というのは付きものです。残業や徹夜といった直接的な時間よりも、個人的には人間関係の方が精神的にくる傾向にあるので嫌いですね。
基本的にプログラマーは企画側が企画したものを作ることになるので、企画側との折衝も重要になってきます。
プログラマーの中には言われたものしか作りませんというスタイルを頑なにする人も多いですが、おそらくそれは今後通用しなくなってくるスタイルかと思います。
最終的には管理される側から管理する側へ、より上流も意識することになるでしょう。どう管理されてもいいので今のままでいいというなら別ですが。
まとめ
プログラマー=精神的に病むということでもないです。ただし残業や徹夜など労働時間が精神にこたえるというタイプの人には確かに厳しいかもです。
ただ完全残業0の正社員の仕事ってそんなに都合よくはないと思うので、多少の残業は気にならないくらいには興味のある分野で仕事をするのが一番良い選択肢なのではないかなと思います。
仕事なんてプログラマーだけではないので、色々な可能性を模索してみましょう。プログラミングで何か作るのが面白いと感じることができて時間を忘れてしまうことがあるならプログラマーでGOです。