webデザイナーにプログラミングは本当に必要なのか?できると稼げる?

design Webデザイナー
webデザイナーになるにもプログラミングの知識がなければいけないんだろうか…?
半分正解で半分間違いです。

プログラミングは必要か?

最初に結論ですがwebデザイナーになるにもプログラミングの知識は必要かと言えば答えはNOです。私の職場でもプログラミングも書いているデザイナーはいないです。

ではなぜデザイナーもプログラミングの知識があった方が良いと言われるかですが、一つはwebサービスは出来上がったデザインを元にプログラマーとの連携が必要になるからです。

そしてもう一つはスライダーやハンバーガーメニューなどを作る際にJavaScriptのライブラリを利用できるくらいの知識は必要になってくるからです。

プログラマーとの連携は必要

どういうことかというと、出来上がったデザインを元にプログラマーはそのデザインに動的な可変部分などを組み込んでいきます。

例えば商品の検索結果をリストで表示するページの商品が並んでいる部分ですね。ここはデータベースから引っ張ってきたデータを繰り返し並べるようなコードをデザイン内に組み込みます。

その為、デザイナーがここは可変でプログラマーが手を入れるだろうなと把握してくれているとコメントが入っていたり、分離しやすいようにコーディングされていたりします。

これだと仕事がやりやすいので良いwebデザイナーであると言えます。なので自分でプログラミングはできなくていいんですが、プログラミングで組まれる場所を把握してくれていると助かります。

JavaScriptのライブラリを利用できる知識は必要

プログラミングをがっつり書ける必要はないのですが、JavaScriptで作成されたライブラリを利用できる必要は出てきます。

例えばスライダーやパララックスでいえば以下の記事のような形でJavaScript(jQuery)を利用しています。

slide

swiperを利用したスライダー・カルーセルの作り方【jQuery不要】

2019年8月3日
parallax

【jQuery】skrollrを使ったパララックスを利用したサイトの作り方

2019年8月2日

自分でイチから書ける必要はもちろんありませんが、ライブラリを設置して読み込み、オプションとなる変数の値はいじれるくらいでいいので使えればOKです。

デザイナーとして必要なプログラミングの知識はこんなところだと思います。私が働いている会社にいるデザイナーでも、ゴリゴリにプログラミングが書けるなんて人はいませんのでご安心ください。

デザイナーとしてプログラミングより大事なこと

プログラミングに関しては上記のことを把握しておけば大丈夫です。それよりもやはりデザイン面でのスキルを磨く方が大事になってきます。

ユーザーが使いやすいUI、作成者側が伝えたいことが伝わりやすい構成、注文や問い合わせなどのコンバージョンが発生しやすい形をデザインするスキルが重要です。

あとはトレンドのデザインを常に把握しておくこと、そのデザインを実現するためのライブラリ(JavaScrip等)の使い方を勉強しておくことなどでしょうか。

デザインを極めようとしたらプログラミングをイチから書けるだけの勉強も並行して行うというのはかなり無謀だと思います。

分業制の場合もある

私がこれまで働いてきた会社ではデザイナーが自分でデザインして、自分でHTML・CSS・JavaScriptでwebサイトのコーディング(マークアップ)も行うことが当たり前でした。

しかし中にはデザイナーはデザインするだけ、HTMLコーディングはコーダー、もしくはよりプログラミングに近い方面のことも行うフロントエンドエンジニアが行うということもあるようです。

デザインしかできないデザイナーは需要が少なくなってしまうので目指すべきではないと思いますが、どうしてもデザインしか興味がなくHTMLコーディングができないという場合は分業している企業を選ぶということもできるかもしれません。

ただやはり正社員としてデザイナーを募集しているところはデザイナー兼コーディングもできるといった条件が多いのでどちらも出来る方がおすすめです。

コーディングもできるデザイナー

コーディングもできるデザイナーの利点としては、実現不可能な無茶なデザインをしないというメリットがあります。

逆を言えばコーディングで実現可能な無難なデザインが上がるということですが、ファッション業界などと違いwebサイトで奇抜なデザインは不要です。

デザイン性にこだわりすぎたサイトは何のサイトかわかりづらくなり、伝えたいことが伝わらなくなる可能性が高いといリスクがあります。

また奇抜なデザインを作ってしまった場合、コーディングにも時間がかかり余計な開発コスト生みます。webサイトは最小の手間で効率的に素早く作成する方が好まれます。

プログラミングもできた方が稼げるか?

デザイナーもプログラミングができた方がスキルアップして稼げるんじゃ?と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、デザイナーならそっちの道一本を極める方がよっぽど稼ぎやすいと思います。

なぜなら会社で働いているデザイナーがいくらプログラミングの知識も身につけてスキルアップしたところで給料は上がらないからです。

それであればデザイナーとしてスキルを極めて、休日や平日の夜などに他の仕事をする方が稼げると思います。

クラウドソーシングの利用

クラウドワークスやランサーズなどでデザイナー案件は大量にあります。ロゴやバナーの作成も得意であればそういった仕事もあります。

ここで必要になるのはクライアントとのコミュニケーション能力です。デザイナーが次に磨くならプログラミングという別スキルではなく、デザインスキルをより生かすための営業力かと思います。

デザイン案件においてクライアントとのコミュニケーションは非常に大切です。

実際に作成してしまってから「イメージと違う」「こうだとは思ってなかった」などの食い違いは本当にたくさん発生します。

クライアントの要望を実現するデザイン力

これにはただデザインができるだけでなく、クライアントの要望をヒアリングして把握する能力が必要になります。もちろんミーティングなどコミュニケーションも必要になります。

またいきなり作り始めて時間をかけて完成状態まで持っていくのではなく、素早く作れるプロトタイプ・ワイヤーフレームなどで出来上がりイメージを細かくクライアントに確認することも重要です。

とにかく出戻りがなく、最低限の手間でスムーズに作業が進むようにできると良いです。

少ない手間で効率よく結果が出せるようになれば、副業的にも案件の数をこなせるようになり、より稼げるようになると思います。

副業なんてしていいの?

副業なんかしたら会社にばれてクビになるんじゃ…という方もいらっしゃると思いますので無理にはおすすめしませんが、会社でどんなにスキルアップしたところで来月から給料5万円アップ、なんて絶対にありませんよね?

副業で来月から収入5万円アップ、はデザインができるなら割と実現可能なことだと思います。

不安があるのならデザインに関するサイトやブログを作成し、アドセンスやアフィリエイトなどで広告収入を得るというのもいいと思います。

これは私もやっていますが、確定申告の際に追加分の税を自分で支払うにチェックをすればその分は自分に請求が来て支払うので会社にいくことはありませんよ。

ただ副業で稼いでしまうと嬉しくて会社の誰かにうっかり稼いでいることを飲み会などで話してしまうことがあると思いますが、それで会社にばれるということもあるようなので人に話さないように注意は必要です。

まとめ

というわけで、デザイナーがより稼ぐために次のスキルを身につけたいならプログラミングよりも営業力を磨いて副業的に仕事をこなすことです。