未経験からの転職でおすすめの職種
いきなり結論ですが、未経験から転職できる可能性があるのはweb系のエンジニアです。
具体的にはwebサービスをメインに作成するwebプログラマーやwebエンジニアと言われる職種ですね。
webエンジニアがおすすめな理由
webエンジニアがおすすめなのは習得する言語の習得コストが他と比べれば低いからです。(簡単とは言っていませんのでご注意を)
たとえばいきなりゲームを作ろうとC言語というものを学び始めると90%挫折すると思います。
一方でweb系で主に使われるPHPやRubyといったプログラムであれば挫折率をその半分くらいには抑えられるはずです。
IT業界の業務経験がなくてももちろん転職できる可能性はありますが、未経験でかつ何もしないまま転職できるほど甘くはないのが現実になってしまいます。
web業界は実績至上主義
というわけで、例え業界での経験がなくてもプログラミングを学んで何か成果物を実績として作りましょう。
web業界は比較的実力主義です。前職で何をしていたか、どんな学校を出たかは直接業務に関係するほどでもない限りさほど気にされないでしょう。
web関連のプログラミングを学べば例えばツイッターやfacebookのようなwebサービスはそこまで難しくなく作ることが可能です。(同じほど利用者を増やすのはまた別の話として)
ユーザー登録とログイン、何かしらのインプットとアウトプットのあるwebサービスをいくつか作って書類選考時や面接時にアピールすれば採用の目は十分あります。
失敗してもフリーランスという道がある
もう一つweb系エンジニアがおすすめの理由としては例えば転職活動に失敗してもフリーランスでお金を稼ぐという道があるということです。
もし今あなたが仕事をしているなら、まずはプログラミングを一生懸命頑張ってフリーランスで副業的にいくつか仕事をこなすことを目標としてもいいでしょう。
例え転職できなくてもお金を稼ぐスキルになるのでそれまでに時間をかけて学んだことが無駄にならないというのは大きいです。
クラウドソーシングという形だと比較的取りやすい案件が出ています。ランサーズというサイトが一番有名かなと思うのですが、そこにはweb系の仕事がゴロゴロしてます。
例えばwebサイトを作ってください(ページ数:5、報酬:2~3万円)みたいな案件がたくさんあるのでフリーランスとして稼ぐのはそこまでハードルは高くないです。
とはいえ簡単に仕事が取れるわけではないのでうまく仕事を取る努力はもちろん必要になってきます。
仕事の将来性(稼ぎや需要など)
IT業界を目指してみたはいいけど、その業界は10年後には消えてなくなる仕事だった…なんてことになったら目も当てられません。なのでIT業界の状況や将来性について見ていきましょう。
求人数は多い?需要はある?
はい、ありますよ!お住いの地域+webエンジニアといったキーワードで検索するか、求人サイトで地域と職種を指定したうえで検索してみるといいと思います。
もちろん全部が全部優良企業ではないでしょうが、求人はたくさんあるので心配ありません。
それこそ東京在住の方であれば数は無数にあるでしょうし、地方で数が少ない方はお近くの政令指定都市で調べれば結構な数あると思います。
もし全部落ちても大丈夫、フリーランスという道がありますし、そうすれば仕事のある場所に引っ越さなくても自宅でできますしね。
出世が可能なキャリアプランはある?
もちろんありますよ。
こんな流れが多いかと思います。もちろん上流(右)に行くほど年収は上がります。
プロダクトマネージャーまで行くと自分でプログラミングをすることは少なくなり、ユーザーの業務内容理解や要件定義、改善案提示などの上流工程をすることが多くなりますね。自社開発ならプランナーといったことも含みます。
年収は高い?
例えば東京か、それ以外の地方都市かにもよるんですが大体400万円~600万円くらいの層が多い印象です。
もちろん1年目は300万円代だったり、できる人は1000万円を超えていたりピンキリはありますよ。
私の例で行くと最初の頃は300万円代後半、徐々に上がりつつ現在は400万円代中盤から後半といったところです。
東京ではなく地方の都市ですし、あまり活躍はできていないので少ないほうの部類なのかなと思います。
楽でホワイトな職種がいいんだけど?
確かに昔は徹夜とかも実際にありましたね、結局次の日ボロボロで仕事の進捗が悪いのであれは意味のない頑張りでした。
今はどこもそうとまでは言えませんが残業を減らす、あるいは禁止するくらいの傾向のところも多いですよ。
一概には言えませんが、よそから仕事を受注してくるタイプの企業よりも、自社開発の方がホワイトの可能性は高いと思います。
よそから仕事を受注していると納期が決まっているのに、直前で発注者からの無理難題が出るってことがあるんですよね。
絶対とは言えませんが、自社開発の場合は無理難題を言ってきたとしてもそれは社内の人間なので、じゃあ納期は伸ばしますねって調整が比較的しやすいです。かくいう私の職場も定時帰りが推奨となってます。
年齢が高くても大丈夫?
20代はもちろん何ら問題ありませんし、30代前半くらいまでなら何とかなるかもしれません。
40代は正直厳しいですが、その場合はフリーランスでやればOKですよ、年齢とかは関係ありませんし。
IT業界への転職を成功させる方法
webエンジニアの可能性をいろいろと書いてきましたが、じゃあ肝心のどうやったらwebエンジニアに転職ができるのかということですが以下につきます。
実績といっても実際の仕事経験という意味ではなくwebサービスを作った実績になります。
となるとその実績を作るためにプログラミング言語を含む色々を学習する必要が発生します。
何からどうやって勉強すればいいの?
具体的な言語を出しますがweb系目指すならまずはじめの一歩は以下のスキルです。
- HTML
- CSS
- JavaScript(jQuery)
厳密にいうとHTMLとCSSはプログラミング言語ではないんですが、単純なサイトを作る際の基礎になります。そしてその基礎が身に付いたら今度は以下のスキルです。
- PHP or Ruby
- MySQLなどのデータベース
- サーバー周りの技術
いきなり全部を見ると難しく感じるかもしれませんが、他のIT業界系のスキルと比べるとこれらのスキルは結構習得しやすいです。
個人的なおすすめは入門書を一冊買って勉強することです。もし入門書で始める場合はネット上の評価だけで購入するよりも、書店で実際に本を読んでみることをお勧めします。
本にも相性があるなと思っていて、これは何か読みづらい…見にくいな…と感じる本だとスムーズにいかないでしょうからね。
動画で勉強したい
動画で勉強したいって方はドットインストールなどのある程度無料で動画を見ながら学習できるサイトでまずはやってみるのもいいかもしれません。
ドットインストールの操作画面はmacなのでwindowsのユーザーは見たそのままを出来ないのでそこは引っかかるかもですね。
ドットインストールは動画を見ていく形ですが、progateというサイトはスライドを見た後に実際にコードをいじってみるというゲーム形式のようになっているのでとっかかりとしてはいいかもです。
ただ残念ながらどちらを一通りやっても実務レベルには及びませんね、基礎や入り口のとっかかりとして利用したらさっさと実際のサイトを模倣して実践的に作ってみることをお勧めします。
何が出来たら転職に有利?
成果物はもちろんのことですが、少しのアイデアも欲しいところです。例えばツイッターそのままの機能のサンプルを作るのではなく、もう一捻り独自のアイデアを入れる。
もしくはまったく新しいwebサービスやツールを作ってみるなど。特にweb系では言われたものをただ作るよりも企画段階でアイデア出しもできる人の方が好まれる傾向があると思います。
求められる人物像は?
上の文章と被りますが、言われたことをただやるだけの人間よりも、自発的に行動できる人間の方が好まれます。
そうは言いますが、実は自分でwebサービスを作って公開してってことを出来るように頑張っていたら実はその辺できるようになっていたってこと多いと思います。
自分でアイデアを出し、自分で企画をして設計してコーディングして作る、自分でサーバーに上げてドメインを取って公開作業をする、できればプロモーションやマネタイズも…
何か一部分が突出してあとが全くダメ、というよりはマルチにこなせる方がwebエンジニアとしては重宝されるでしょう。
まとめ
- 未経験ならweb系から始めてみよう
- まだまだ将来性はあるから安心しましょう
- 学んで作る!どんどん作って実績を重ねたら転職活動にチャレンジ