転職の意思があるか?
まず大前提として決めておかなければいけないのは、IT業界への転職の意思があるかどうか?です。
- IT業界へ転職して稼ぎたい
- IT業界へ転職する気はないが副業程度に稼ぎたい
このどちらかによって対策は変わってきます。
副業で稼ぐ場合
未経験から勉強して副業をこなせる可能性があるのはHTMLコーダーです。
できあがったデザインカンプからHTMLやCSSといった言語でWebサイトを組み上げる作業になります。
HTMLコーダーになる方法は以下を参考にしてください。
勉強することは多く、簡単になれるとはいえないですが、難易度は低い方なので頑張ってみてほしいです。
クラウドソーシングを利用する
副業として稼ぐには、仕事の応募にはクラウドソーシングを利用します。
数万円程度の報酬で数ページのWebサイトのコーディングをお願いしたいという募集が複数存在します。
クラウドソーシングとランサーズの2つに登録しておけばとりあえずはOKでしょう。
ココナラというサイトでは自分のコーディングを商品として値付けして売ることも可能です。
継続案件がこなせる場合も
いくつか仕事をもらえて、そこでの実績が認められれば継続的に案件を依頼される場合もあります。
HTMLコーダーとして副業である程度稼げればいいという事であればこの状況でゴールということになるでしょう。
しかしコーダーとしての作業しかできないと将来的には不安なので、ぜひその次のスキルアップにも挑戦してみてほしいです。
HTMLコーダーからどの分野にスキルアップしていくのがいいかは以下の記事で紹介させていただいてます。
副業って会社にバレないの?
私自身も企業に正社員として勤めながら副収入を得ています。
まずは会社員であれば年間20万円以上の利益が出なければ確定申告をする必要も無いのでバレる可能性は無いと考えていいでしょう。
一方、年間20万円を超える場合自分で確定申告する必要があります。その際に住民税を「自分で納付」にチェックボックスをつけて支払う必要があります。
そうしないと給与から差し引かれることになり、数字が合わずに会社の経理にバレる可能性があるので注意が必要です。
お住まいの市区町村によるかもしれませんが、私の住んでいる地域では6月前くらいに住民税の支払い用紙が届き、自分で支払いました。
転職して稼ぐ場合
という方であればもちろん未経験者でも可能な募集にいきなり応募でもいいんですが、下準備はした方がいいと思います。
まずはその分野に適正があるか?を知っておくのがいいです。入ってみたもののやっぱり合わない…となったら大変なので。
適正というと才能が無いとダメなのか…と思ってしまうかもしれませんが、要は自分が興味を持てるか、やっていて楽しいと思える部分があるかどうか?です。
そこで結局にはなるんですがHTMLコーダーから始めてweb関連の作業に興味が持てるかを試してみるのが一番お手軽だと思います。
はじめはWeb業界がおすすめ
理由はコーダーまでであれば言語の習得難易度が低いこと、そしてWebサイトを作成したいクライアントがたくさんいる=仕事が多いということです。
そしてWeb関連の仕事は小規模なサイトであればすべてを一人でこなせる可能性があるのも魅力です。
これがPS4のゲーム開発となったら、到底一人で勉強してその業界に転職を目指す、というのは難易度が高すぎますよね。
なので特別Webがどうしても嫌いで吐きそうだ!というわけでもない限り、この分野から始めるのがおすすめです。
デザイナーかエンジニアか
【結論】未経験の初心者がIT業界に転職する方法は3つ【最短】でも紹介していますが、最終的にはデザイナー方面かエンジニア方面のどちらか好きな方でIT業界へアプローチするのが良いです。
この分野で未経験でも可な募集を待ちつつ、出てきたら応募。かつ待っている間にそれらの勉強を行う、というのが鉄板でしょう。
クラウドソーシングで受けれそうな仕事があれば実際に受けてみて、プチ実務経験を積んでおくのも採用時のアピールになります。
勉強しつつ自分で仕事も探して…となると大変かもしれないので、仕事探しは転職エージェントに登録しそちらに任せてしまうのも手かもしれませんね。
アプリエンジニアはダメなの?
もちろん好きな分野へ挑戦してOKです。
iOS向けにはmacを持っていないといけなかったり、年間$99の「Developer Program」への加入が必要だったりと敷居が高いので、まずはAndroid向けに何か作ってみてはいかがでしょうか。
ただやはりWeb系の初歩と比べるとアプリ開発は難易度が高めです。アプリ開発の未経験者募集もあまり見ないかも…という印象。
もちろん個人で公開まですべてこなす開発者もいるので一概には言えませんが、もしやってみてどうしても無理そうならWeb系のへのチャレンジも視野にいれてみてください。
フリーランスの道
まずフリーランスとして求められるのはその道のプロです。
正社員としての募集ならまだしも、フリーランスとして募集して人を育てようなんていう募集はありません。
その道のプロに仕事を依頼するのがフリーランスの基本なので、未経験者がいくら勉強をしたところで乗り越えられない壁があります。
企業に就職して実務経験を積む
じゃあどうすればいいかというと、企業に就職して実務経験を積むしかありません。
そのお気持ちもわかりますが、2~3年だけでもいいので実務経験を積んだ方が絶対にフリーランスとしてもやりやすくなります。
正直、未経験者が一人で勉強しても実務に関わらなければわからないことって多いです。会社であれば先輩社員や上司が教えてくれます。それを2~3年頑張って習得すればOKです。
契約社員やアルバイトでもOK
フリーランスとしての独立を目指すのであれば正社員としての募集だけでなく、契約社員やアルバイトとしての募集も視野に入れてみても良いでしょう。
経験さえ積めればあとは独立しようとしているので将来を考えて正社員である必要もないですよね。ただそれだけ意欲的に仕事していると正社員への登用はすぐなような気もしますが。
フリーランスを目指す利点
いずれはフリーランスとしての独立を目指しながら企業で働くことにはメリットがあります。
それは短い期間で必要な色々な知識やスキルを学ぼうと思えることです。
企業に就職してしまうと、仕事で必要なスキルだけ身に着けたら停滞してしまって、あとは仕事をこなすだけということにもなりかねません。
いずれフリーランスとして独立を目指すならあれも足りない、これも足りないということで貪欲に企業の中で知識やスキルを学ぶことができます。
自分が関わっていなくても社内でその仕事をしている人から技術を学びましょう。
まとめ
- 副業程度でいいならHTMLコーダー
- 就職を目指すならデザイナーorエンジニア
- フリーランスを目指す場合も実務経験は必須