多くのサイトで利用されているワードプレスはPHPで作られています。その為ワードプレスの仕事を受けるためにPHPの勉強を始めるようという方は多いと思います。
必要なPHPの基準
実のところ普通のPHPの勉強と、ワードプレスをカスタムするためのPHPの勉強は少し違います。
ワードプレスは独自のタグが使われることが多く普通にPHPの勉強をしただけはワードプレスのカスタムは何もできないくらいの勢いです。
ワードプレスのカスタムについては以下の記事で書いているので、実例を見てみてください。
実のところテンプレートの作成方法ですが、要はこのようにPHPでは利用しない独自関数のようなものが利用されます。
おそらくワードプレス案件の多くは数ページの企業サイトの開発になるでしょう。そのほとんどはテンプレートのカスタムで事足りるはずです。
なので実はPHPは勉強しなくてもワードプレス案件の多くは受けれる可能性があります。むしろHTMLとCSSによるコーディングの方が重要ですね。
デザインからサイトを組み上げるHTMLコーディング
例えば既存のサイトのワードプレス化、既に出来上がったデザインカンプからのサイト作成(ワードプレス利用)
こういった場合に必要なのはそのデザイン通りにサイトをHTMLコーディングできる能力です。ハッキリ言ってしまえばPHPは必要ありません。
もし副業的にすこし仕事ができればいいだけならPHPを勉強するんじゃなく、HTMLコーディングから本格的に始めるのもありだと思います。
PHPの勉強は挫折率もなかなか高いですが、HTMLくらいであればそこまで難しくはないので。
正社員としての転職を目指すならPHP
副業的な案件を少しくらい受けるだけならHTMLコーディングと言いましたが、一方で正社員としての転職を目指しているのであればPHPをガッツリ勉強した方がいいです。
それはHTMLコーディングだけの仕事の正社員募集はほぼ無いからです。大体はイチからデザインができるwebデザイナーの募集ですね。
デザイナーは自分でデザインしてHTMLコーディングもできる場合がほとんどなので、HTMLコーディングのみしかできない要因の正社員募集は無いわけです。
一方でPHPを含めweb系のエンジニア募集は数が多く、探すのに困るということはないでしょう。
ワードプレスに特化するならまずはHTMLから
あなたがもしまだどんなデザインでもサイトでも完璧にHTMLコーディングできる!というわけではないのなら、PHPの勉強ではなくHTMLコーディングの腕を磨くべきです。
ワードプレスのカスタムはその実テンプレートのカスタムで済むものが多く、テンプレート内で使われる関数はワードプレス独自のものでPHPを学んだところで身につくようなものではないからでした。
HTMLの勉強方法については以下の記事などを参考にしてください。
基本的なことはそこまで難しくありませんが、今のサイトで使われているスライダーやスマホサイトでよく使われるハンバーガーメニューなど動きのあるサイトの実装になってくると少し難易度が上がります。
少し高度なCSSのカスタム、もしくはJavaScriptのライブラリを利用したカスタムが必要になってくるからです。
具体的などういうことかというのは以下の記事なんかを見ていただけるとわかりやすいと思います。
このように今っぽいサイトをたくさん見てみて、それらがすべてHTMLコーディングできるようになればHTMLとCSSの勉強はOKだと思います。
あとは少しPHPの基礎を学んだら、ワードプレス独自のタグの勉強をすればOKでしょう。
まとめ
ワードプレスの案件だけやろうとしているなら実際はがっつりPHPの勉強をしなくても独自関数を覚えれば事足りる場合が多いので、重要なのはむしろHTMLコーディングの能力だよというところでした。
自分が何をしたいのかに合わせて最適な選択をすると無駄が無いですね。