IT業界は今やどんな職種にも欠かせない必須の業界となってきました。うまく立ち回れば今後も仕事には困らないでしょう。
そんなIT業界への転職を志そうとする方の中で、今の自分の年齢を気にする方は多いと思います。業界内で仕事をしている私の視点からお伝えしますね。
20代は本当に有利なのか?
転職と言えば若い方がいいというのはよく言われることですよね。これは良くも悪くも本当にそうです。例えば以下の場合、あなたならどちらを採用しますか?
・業界未経験でもやる気はありますという別業界で働く32歳の中年
どちらも未経験で今後色々と教えていかなければならない、そしてその際の成長性を考えれば大多数は20代を採用するでしょう。
あなたがもし20代なら早いうちにやる気を持って転職を目指してみても良いと思います。ただし今の仕事をいきなり辞めるとかはしないでくださいね。
20代だからって受からない
もちろんただ若いだけで入れるほど会社も甘くありません。特に未経験から入ろうとしているのであればなおのことです。
やる気はありますと口で言うだけなら誰でもできるので、実際に手を動かした成果物=ポートフォリオを用意するのが一般的です。
これでようやくスタートライン、エンジニアとしての転職を目指すならアピールできる実績は必須と考えておいて間違いありません。
もし今何の実績もないのであれば、勉強して何かしら作ればいいだけです。いきなり弁護士を目指すとかそんなレベルの難しさではないので挑戦してみてください。
30代でIT業界へ転職は無理か?
もちろん年が上がれば上がるほどやり直しがきく難易度は上がってきます。しかし私のこれまでの経験でも、30代の中途入社も全然あり得ます。
ただし条件はあります。
関連業界の経験者である
エンジニアという職種はともすれば一日中パソコンを相手にしているだけ、ただプログラムを作るだけで一日が終わるということもある職種です。
そんな中に実際に作っているものに関する業界の知識も豊富なエンジニアがいればいろいろと役に立つ場面が多いです。
例えば飲食業界で働いていた人が、グルメ系のwebサイトやアプリを運営する企業へ転職へ目指すなんていう場合はアピールがしやすいと思います。
実績がある
もちろんIT業界の実績があればこれに勝るものはありません。しかし仕事として業務を行っていた実績がなくても、他の実績で採用されることもあります。
例えばメジャーなのは個人で運営していたサイトやブログなどの実績をかわれての採用とかですよね。
なのでせめて個人レベルで何か開発して公開・運用しているくらいの実績は用意できていないと30代からの転職としては厳しいと思います。
逆に言えば30代ならではの経験や実績がうまくアピールできれば20代よりも有利に採用に働く場合も考えられるでしょう。
年代問わずやる気だけのアピールは意味なし
未経験からの転職ということであれば「やる気はあります!(でも特に何かやってきた実績はありません)」というのではまず採用されません。
逆に元気はなさそうでも素晴らしい実績があれば採用される可能性は高いです。それだけ実績の方が重視される傾向が強いと思ってもらって大丈夫です。
なので年齢を気にするよりは、自分がその企業の採用面接で何をアピールできるのか?アピールするために何をすればいのかを考えた方が有益です。
そうすると何をすべきかがわかり、そしてそれを実行するのはそこそこしんどいと思います。楽につかみ取れる採用はありませんので、是非そこを乗り切れるように頑張ってほしいと思います。
このブログでもそういった方の役に立つ情報を少しでも伝えていければいいなと思います。