【PHP・Laravelでの開発準備編】VirtualBoxにCentOS8をインストール

centos Webエンジニア

これまで簡単なwebアプリを作成してきました。巣のPHPで書いていたそれをフレームワークLaravelを利用して再構築していこうと思います。

Laravelの開発環境

例えばwindowsにLaravelを用意して動かすことも可能ですが、実際に動くサーバーはLinuxのサーバーになるので、実環境と同じ環境で開発した方が良いです。

なのでVirtualBoxに最近新しく出たばかりのCentOS8をインストールしてLaravelを利用していこうと思います。

Laravel自体も現時点で最新の6.0を使っていく予定です。

LaravelのバージョンとLTS

フレームワーク自体にもバージョンがあり、どんどん新しくなっていきます。その度に何かしらの新機能などが実装されるなどのアップデートがあります。

なかでもLTSと呼ばれるバージョンがあり、こちらはメンテナンスやセキュリティ対応の期限が他のバージョンよりも長くなっています。

もしLTSのバージョンを採用しても問題なさそうなら、そちらのバージョンを利用すると他よりも長く持たせることができそうです。

今回入れる予定の6.0もLTSのバージョンとなっています。

VirtualBoxの用意

VirtualBox自体のインストール方法は以下の記事を参考にしてください、ただし違う部分もあるので以下に書きます。

box

【webエンジニアを目指す】VirtualBoxでLinuxでの環境構築の学習方法

2019年9月24日

centos8のisoは以下のサイトより、いくつかリンクがあるページへいきますが、ダウンロードできるのは同じファイルです(6.6GBくらいあります)

右上のインストール先に警告マークみたいなのが出ますので押します、ディスクを選んで左上の完了を押すだけでOKです。

centos

戻ってきたら次はソフトウェアの選択を押して、その先で「最小限のインストール」を選択してください。

インストール中にrootパスワードが設定できるので、適当な値で設定して忘れないようにしておきましょう。

その下にユーザーの作成もできるので、適当なユーザー名で作成しておきましょう(後で使います)

手順通り進めて最後の再起動と出たところで一度抜けてサーバーの電源を落とします。その後に設定のストレージからisoを除去します。

centos

こうしないと再起動でまたインストールが繰り返し行われます。除去して起動後、ライセンスに同意して進めばCentOS8のインストール・準備は完了です。

初期状態だとネットワークが繋がらないなどの初期設定も上記の記事と同様なので、そちらも合わせて参考にしてみください。

セットアップ

デフォルトだとネットワークにつながっていないので、まずはネットワークにつなげるための設定を行っていきます。

nmcli con mod enp0s3 connection.autoconnect “yes”

ネットワークの設定を変更したら一応再起動しておくのが無難です。

shutdown -r now

再起動してyum list phpなどとしてエラーなく表示がされればOKです。

Laravelに必要なPHPなどのインストール

今回はLaravelの方も現時点で一番新しい6.0を使用してみたいと思います。まず必要なのはPHP7.2以上なので、そちらをインストールしていきましょう。

yum -y install php php-devel php-mbstring php-pdo php-gd php-xml php-fpm php-zip

PHP関連はこれで良しですが、ついでにMySQLとApacheも入れておきましょう。

yum -y install httpd
yum -y install mysql-server

起動して自動起動設定もしておきます。

systemctl start httpd
systemctl enable httpd

systemctl start mysqld
systemctl enable mysqld

テストページが表示されることまで確認したいので、firewallでhttpのポートを開けるのと、ポートフォワーディングの設定もしておきます。

これらは以下の記事と同様です。

move

VirtualBoxのLinux(CentOS)でApache・PHP・MySQLを稼働させる方法

2019年9月25日

まずファイアウォールの設定をして一旦電源を落としてポートフォワーディングの設定をして起動しなおすのが良いかと思います。

firewall-cmd --add-service=http --permanent
shutdown -h now

つぎにサーバーの設定でネットワーク→高度な設定でホストの50080をゲストの80に設定してサーバーを起動です。

初期状態だと何のページもない状態です「/var/www/html」が最初に見られる位置なので、ここにindex.htmlを適当に作成します。

あとはブラウザから「http://localhost:50080」にアクセスしてページが表示されればOKです。

まとめ

今回はCentOS8の準備編でした、準備にも結構時間がかかりますが頑張っていきましょう。

次回はいよいよLaravelを導入して動かしていきます。