無料と有料どっちを使うべき?
レンタルサーバーを借りる際には無料か有料か、どちらのレンタルサーバーを選ぶかを決めなければなりません。
私の結論は今後末永く運営していくつもりなら有料レンタルサーバー、一択です。
無料レンタルサーバーは、その性質上いつサービスが終了してもおかしくない状況にあります。実際に終了したサービスもあります。
さらに無料の無料レンタルサーバーに置いたサイトには自動で広告が挿入されることがほとんどです。企業も収益を上げなければやっていられませんので当たり前ですね。
無料レンタルサーバーでもいい人
上記のことから、無料レンタルサーバーでも問題ない人というのは、いつ終わっても問題ないサイトを試しにやろうとしている人。
また自分のサイトに、自分が設置したわけでもない広告が自動で表示されてしまっても全く気にはならないという人です。
私が昔無料のレンタルサーバーを使っていた時の例ですが、あるゲームのコミュニティのCGIを設置し仲間内で利用していたということがあります。
これであれば別にいつ終了しても問題ないですし、自動で広告が挿入されたところで特に問題もありませんでした。
それ以外の人は有料にするべき
無料でもいい条件に当てはまらないのであれば、せっかく始めるブログは資産として残していきたいので有料のサーバーをおすすめしておきます。
確かに月額でランニングコストがずっとかかり続けるのは辛いかもしれません。その他のブログと同様、ある程度記事もアクセスも増えてきたらアドセンスを設置するのも良いでしょう。
そもそもアドセンスやアフィリエイトで収入を得るのが目的でブログを始める場合には有料以外の選択肢はありません。
広告で収益を得ようとしているサイトに、他の広告が自動で表示されてしまっているというのはお粗末な状態となってしまいます。
有料レンタルサーバーはいくらくらいなの?
有料でいくと決めた場合には、どれくらいの料金がかかるものなのかが気になりますよね。
実例でいくと、このブログを運営しているエックスサーバーでは月1200円かかっています。
個人が利用する有料レンタルサーバーの中で月1000以上のもはおそらく高めな方の部類に入ると思います。
多くは500円前後で、1000円未満くらいの値段設定になっていると思います。こちらは月額のお話です。
有料レンタルサーバー実例
料金も増税で値上がりしたりと色々変わっていくと思いますが、ひとまず現時点で調べた主要どころの価格を載せてみます。
- ロリポップ:ライト250円、スタンダード500円~
- さくらのレンタルサーバー:ライト129円、スタンダード515円
- コアサーバー:MINI約198円、約A397円
どこもライトなプランとスタンダードなプランを用意しているような形ですね。
ライトプランではPHPやデータベースが使えず、シンプルなホームページを置けるのみといった制限になっている場合が多そうです。
wordpressではPHPもデータベースも利用しますので、おそらくほとんどのところでスタンダードプランを選ぶしかないのではないかと思います。
金額による差異
私が初めてwebサイトを公開した際にも、とにかく安いところということを重視し、月200円くらいのところを使い始めました。
しかし日に3000~5000アクセスほど集められるようになったところで、1日の転送量が多いということでいきなりサーバーを凍結させられてしまいました。
この1日の転送量の上限というのがプランごとに実はあり、金額の高いプランであればその許容量が高いという具合になります。
例えば上記のさくらのレンタルサーバーでは現状ライトが日/40GBまで、スタンダードが日/80GBまでという転送量制限となっているようです。
レンタルサーバーの注意点
転送量もそうですが、今後どのような運営スタイルでサイトを運営していくかによって、その目的に合ったサーバーであるかを最初に検証しておく必要があります。
始めは安いところで始めて、もし何かあったら引っ越すということもできなくはないですが、まったくやったことがない人がやるには結構ややこしい作業になります。
引越しに失敗してサイトにアクセスできなくなり、そのせいでgoogleからの評価が下がりせっかくあったアクセスが0になったなんて話もあります。
どういうサイトを運営するかは最初にある程度でもいいので決めておきましょう。
大量のアクセスを獲得するタイプ
とにかく大量のアクセスを集めて、アドセンスなどで収益化するタイプのサイトです。
このタイプではアクセスが上がれば上がるほど転送量も負荷も上がるので、しっかりとしたサーバーを選択する必要があります。
私は過去に人気が出始めたサイトをつぶされた経験があるので、今はエックスサーバー、一択です。月1200円をペイできるくらい収益があればどうせ経費で計上するので少しかかってもしっかりしたサーバーを選ぶべきです。
とはいえアクセスが集められるかはやってみないとわからないので、スタンダードプランで始めてもOKだとは思います。アクセスを大量に集めていくスタイルなのに、ライトプランや格安プランを選ぶのだけはやめておきましょう。
厳選した少量アクセスで稼ぐタイプ
1日に数件や数十件しか検索実績がないようなワードで、それでも広告収入に結び付きやすいキーワードを狙ってやっていくようなスタイルです。
例えば特定の地域の求人やサービスなどを検索する人は、その地域に住んでいる人だけなので全国を対象とする検索数よりは大きく落ちます。
しかしその分何をしたい人なのかのニーズはわかっているので、成約しやすい広告は選びやすいというような形ですね。
このタイプでは1日のアクセスは数百程度かよくても数千程度に収まると思いますので、そこまで高性能なサーバーを選ぶ必要はないかもしれません。
複数サイト運営の話
運営するサイトが一つであれば大量アクセスを狙うのか、少量のアクセスで狙いすましていくのかを考えるだけでも良さそうです。
ただレンタルサーバーは一つ借りればそこで複数のサイトを運営することも可能です。
今後色々なサイトを運営していきたいと思っている場合は、複数サイト運営にも耐えられるように、しっかりしたサーバーを選ぶ必要があると思います。
wordpressを利用したブログを複数運営したいという場合は、そのプランでいくつまでデータベースが利用可能かもチェックしておきましょう。
まとめ
結局のところ、お試しや趣味で運営するようなサイトでは無料もありですが、それ以外は有料のレンタルサーバーが安定という話でした。
さらに有料だからといって、格安プランなんかを選んでしまうと色々と制限があり、やりたいことができなかったりアクセスが増えると不具合が発生する可能性があります。
あたながどのようなサイトを運営していきたいかということをもう一度考えてみて、そのサイトスタイルにあったサーバーを選ぶのが大事かと思います。
あとは最悪引越しも不可能ではないので、数か月も悩んだまま始められないという場合は何でもいいので始めてしまいましょう。